外国語教育
進んで取り組み、互いに学び合う児童をめざして
~外国語活動の指導法の工夫~
研究成果
情動をともなった言葉のやりとり
機械的な反復練習、例えば「dogを10回言いましょう。せーの!」ということに終始する授業は効果的とは言えません。とはいえ、慣れ親しませるためには練習は必要不可欠です。新学習指導要領にあるとおり、これからも外国語活動・外国語科は、「コミュニケーションの素地・基礎となる資質・能力の育成」をしていきます。子どもたちが本当に言いたい言葉、その時伝えたい気持ちを芽生えさせ、そして言える活動を設定することが大切だということがわかりました。
そのためには、言語の習得過程である「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」を意識することと、他教科での学習をいかすことが絶対に必要です。また、授業中は子どもたちの表情を見て、その瞬間に子どもたちが欲している行動を認めることが必要です。私たち今泉小学校教職員一同は、これらのことを大切に、授業をつくっていきます。
学びの中に楽しさや喜びを見いだせる力
これからの社会を生きていく子どもたちにとって「学びに向かう力・人間性等」は、最も大切な観点だと私たちは考えます。進んで取り組み、互いに学びあう児童は、生涯にわたって学び続けられる児童です。そのような児童の原動力は、「学びの中に楽しさや喜びを見いだせる力」だということがわかりました。「ゲームができて楽しかったです」という感想にとどまらない英語の授業、先を見据えた授業を計画していけるよう、今後も研究・研修を続けていきます。